認知症になった祖母

舞台『黒い虫』
本日で稽古が終わりいよいよ明日劇場に入ります。

認知症になった男性が主人公の物語。
笑顔ばかりの作品ではありませんが、家族や周りの人の愛を感じる美しい物語です。

この作品を演じるために稽古で過ごした1ヶ月ちょっと、決して楽ではありませんでした。

僕には認知症になった祖母がいました。
茨城県に住んでいましたが祖父が亡くなった頃から認知症がはじまり、しばらく経ってから両親と僕の家に同居することになりました。

とにかく海外旅行が大好きで誰とでも友達になってしまう祖母。
どんなことでも笑顔とエネルギーで解決してしまう大好きな存在でした。

そんな祖母が少しずつ認知症が進んでいく姿を見ていること、一緒に過ごすこと。
駅のホームから線路に降りて歩いてしまい駅員さんから電話があったこと。
何もない夜空に花火が見えてしまい、ずっと花火を追いかける祖母に付き添ったこと。

”大好き”という気持ちの裏に少し芽生えてしまう辛さやイライラ。

忘れもしない、あの日。
祖母が求めていたある事をを無視しました。

その時の祖母の姿が今でも頭から離れられず、思い出すと心が締め付けられ「なんであんな事をしてしまったんだ」と後悔し、大声で叫び泣きたくなることがあります。

一度だけ人生をやり直せるとしたら、絶対にその時に戻る。
でも、あの時に戻ってやりなおすことはできない。

そんななか、『黒い虫』の稽古がはじまりました。

毎日そのことを思い出しました。
そしてその後悔と毎日向き合って芝居をしました。

ほとんど夢を見ない僕が見るようになり、寝たら朝まで起きない僕が必ず夜中に起きる。
稽古場で芝居に一歩を踏み出すことに毎回勇気が必要だった。
芝居が上手くいかないことばかりだったけれど、その時の後悔や祖母のことを考えたら落ち込むことも退くことなんて絶対にできない。

『黒い虫』と出会ったのは、なにか理由があるから。
何をしたってあの後悔は薄れることはないし、自分を許ることは絶対にできない。

でもこの作品を全力で挑み、多くの方にお届けすることが、役者として、人として絶対に必要なタイミングだったのだと思う。

表現しきれない多くの感情を抱えて舞台に立ちます。

そして多くの方々にその姿、作品を観てほしいと心から思います。

IN EASY MOTION vol.47

『黒い虫』

消えゆく記憶が増して行く認知症を患った父に
突如 封印していたはずの過去が鮮明に蘇る
デイサービスに訪れる介護福祉士には事故により若い頃の記憶がない
2人の人生が交差した時に見えたものとは・・・
認知症の父を支える家族の愛の物語

《脚本・演出》
伊藤和重

《スケジュール》
2022年11月2日(水)〜8日(火)

《劇場》
下北沢 小劇場B1

《チケット》
前売り5,000円
当日5,500円
高校生以下3,500円

《詳細・ご予約》
こちらのページへお進みください

『上海郷愁舞曲』 終了!

無事に2日間の公演を終了することができました。

お越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました!

1時間短期集中の濃密会話劇。
僕にとってはこれほどの会話劇ははじめて。
そのなかで演出家を入れずに役者と脚本家がとことん話し合ってつくりあげました。

そのぶん今自分に足りないことも気づけました。
また再チャレンジしたい作品です。
役も3人でローテーションしながら公演するのも面白いかなと。

ユニット名の”テンパズル”。
昔よく電車の切符や車のナンバープレートでやった、4桁の数字を一桁の数字4つとみなし、これに四則演算などを用いて10を作る遊びのこと。

脚本家1名と役者3名の4人が、足して、引いて、掛けて、割って、10のモノを生みだそう。そんな思いからつけました。

しかしそれだけでなく
夕貴まお さん
積田裕和 くん
櫻川ヒロ さん
のサポートやアドバイスを頂戴してよりグレードアップしたものになりました。

役者としての魂が熱い方々にサポートしてもらって、僕たちも必死でやらなくてはと背中を強く押されました。本当にありがとうございます!

今なお、舞台に皆様をお声がけすることがとても心苦しいまま稽古に挑み劇場に立っています。正直舞台に出演することもためらう日々を過ごしておりました。

今回の公演で素晴らしいメンバーに恵まれ、そして満員のお客様たちを目の前にして、改めて舞台に立つことの意義を感じられました。

「非日常を与える」という役割だった舞台。

しかし今は、「舞台を観るという日常をふたたび与える」という役割でもあると思います。

今回舞台に来てくださった方々も、作品の感想も勿論嬉しいですが、「生モノの舞台を観た楽しさ」だけでもSNSなどを通じて皆様にお伝えいただけたらとても嬉しいです。

そしてまた劇場でお会いするのを楽しみにしております。

取り急ぎ皆様に御礼まで。

『会津嶺の鐘』 千穐楽

『新撰組日記 会津嶺の鐘』千穐楽を迎えることが出来ました。


 ご覧いただいた皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございました。そしてご一緒したスタッフ・キャストのみなさま、本当にありがとうございました。


 自分の出番が無いシーンで、袖で観ながら毎回涙した作品ははじめてかもしれません。「守るものがある」という尊さを心から感じられて人としても多くを学んだ作品でした。

 娘子隊、会津の人々、そして斉藤一。「会津を守る」という主軸となる感情を観てほしい人物が多かったので、土方はその人たちの感情が伝えられるよう、我を出さずに彼らの物語をしっかりと浮き出立たせるような立ち位置でいるよう心がけました。

 そのなかで、短直に「鬼の副長」を演じるのではなく「鬼の副長」になろうとした心を模索しながら演じる。その遠回りながらも一歩ずつ進んだ結果、『壬生のほたる』 『会津嶺の鐘 』と2作演じてやっと自分の中の土方が見えてきたような気がします。

 この心さえ持っていれば、一般的な土方へのイメージと多少離れた言動をしても「ああ、土方もこんな時あるんだろうな」と思われる。

 正解か不正解かは別として、ようやく羽賀先生の脚本に自分が溶け込む感覚がしました。

 そして役者としては「自信」を大切にしました。

 この「自信」というのは「自信がある」という意味ではなく、「今までやってきた自分を信じる」ということ。

 昨年『沙也可』で主演を演じ、その後役者仲間からある言葉を頂戴して気持ちを変化させて年末にあるドラマに参加。そこで自分では見てみぬフリしていたものをしっかりと直視できるようになりました。

 今まで必死で食らいついて頑張ってきたこと、でも打ちのめされて派手に失敗した経験は自分の中にある。

 年齢としては後輩が増えたこと、そしてキャストの中でも番手が上がってきたこと、その立場を与えられているのなら座組の中で多くを伝え、還元しなくてはいけないと思いました。

 当然今だって、自分は芝居が上手いとは全く思っていないし、全員を引っ張っていける存在ではないと思っています。

 でも自分の手の届く範囲のことばかりしても自分自身成長できない。思い切りジャンプしてギリギリ手が届きそうな事や役割にチャレンジすることが自分の成長にも繋がるし、僕が伝えた事の数パーセントでも後輩たちが何かを感じてくれたらそれで充分と思いこの1ヶ月半過ごし、自分自身もたくさん学ぶことができました。

 素晴らしい作品・スタッフ・メンバーに恵まれ、多くを授かり千穐楽を迎えることができました。


 歴史の積み重ねのお陰で今があり幸せに過ごし感謝しているけれど、『会津嶺の鐘』を演じていて、「もし娘子隊が、西郷家が、大勢の会津の人々が亡くならない歴史だったら」と考えずにはいられませんでした。


 史実を演じることの責任と意義を胸に、そして島田魁の日記が再び開かれるのを楽しみにして、今日からまた1日1日精進して参ります。

憧れのウェア

日本代表のスキーウェア。

一番最初の思い出は高校スキー部でのインターハイ予選でした。

スタートエリアにいると「このウェアをゴールエリアまで降ろしてくれない?」とお願いされた。”JAPAN”と背中に大きく描かれていた紫色のMIZUNOのウェア。今でも忘れやしない。

隣にいた友人が「これ、ナショチ(ナショナルチーム)のウェアだよ!!」と興奮しながら教えてくれた。

友人の興奮に感化され僕もテンションが上がり、そのJAPANのウェアを上と下に分けて友人と一緒にゴールエリアまで降ろした。

そしてゴールエリアでその選手を待ちながら僕はそのウェアの匂いをこっそり嗅いだ。それだけでなんか速くなれそうな気がした。

そのウェアの持ち主は、後に可愛がっていただいた森ユキさんだった。

それからナショナルチームのウェアはずっと僕の憧れだった。

今とは程遠い情報量のなか、スキー場やスキー雑誌でナショナルチームのウェアを見ると、「今シーズンはこんなウェアなのか!」とワクワクした。

大学スキー部の時は12月の前半は糠平で過ごした。

隣のレーンで滑っていたのは、ゴールドウインのトリコロールカラーでベストが付いているナショナルチームのウェアを着た3人だった。

白土晶一、井山敬介、田口和馬。
最強のミズノチームトリオ。

ヘアピン抜けた次の深回り。
あれだけ上から、そしてポールが可哀想と思えるくらいアイスバーンに思い切り叩きつけられるあのワンターンは今でも鮮明に脳裏に焼き付いている。

ハンディカムで先輩の滑りを撮影しながらもこっそり彼らの滑りも撮って、そのワンターンを何回も見直した。

全身シルバーで背中にLOONEY TUNESウサギが描かれたゴールドウインのウェアに度肝を抜かされ、木村公宣さん・平沢岳さん・石岡拓也さんが揃って着用したグリーンとイエローのフェニックスのワンピースも無茶苦茶カッコよかったな。

大学を卒業して皆川賢太郎のエージェントとなり、一緒に行ったソルトレイクオリンピックは僕にとって一生の誇り。

そして40代になった今もナショナルチームのウェアへの憧れはずっと変わらない。

「ナショナルチームのウェアを着ている皆さんと滑ったり、ご一緒したりしているよ。そして君も着ることができたよ。」

高校時代の僕に教えてあげたらどうなるんだろう。
信じてもらえるかな。

そして、今の僕にも伝えてあげたい。

「スキーを続けてきてよかったね。」

みなさんの好きなナショナルチームのウェアはどれですか?

人生の交差点

飛行機の中から夜の街を見下ろすと、この光の数だけ人生があるんだなと思う。

僕たちはその中のほんのひとつまみの人の人生としか出会っていないしその人生だって10%も知らないはず。

舞台は観客も役者も自分の人生では出会わない人生と出会うことができる。

だから僕たち役者は台本から与えられた人生を人として全力で生き、そして観客の皆様にはじめて出会う人生を見て感じていただく。そしてこれから実際に出会う人の背景に想像力を持ち向き合う。

『多様性』という言葉を多用されるようになったけれどじゃあどうすればいい?その選択肢のひとつが観劇であるために僕たちは必死にもがきます。

「こんな人生なんてありえない。」
そんなことは言い切れない。
それが地球の素晴らしいところ。

小さな空間に沢山の人生が所狭しと駆け巡る『ヌーのコインロッカーは使用禁止』。

何かを感じていただけたら幸いです。

甲子園球児のように

毎年甲子園を見ると養成所の講師の言葉を思い出す。

「君たちはまだ芝居は上手くないし上手くやろうとしてもダメだ。今君たちに出来ることは甲子園球児のように何事も全力で挑戦することだ。それだって充分に人の心を揺さぶることはできる。」

それから13年。
僕は相変わらず不器用だし格好良い役者ではない。この歳で甲子園球児のようになんて情けないかもしれないけど今もただただ全力で頑張ることしかできない。

こんな座長で良いのかと思い悩むこともあるがこの座組に参加してくれた皆のために自分が出来ることを全力でやるしかない。

スタッフ・キャスト全員、全力で挑んでおります。
是非お越しください。

舞台『沙也可〜海峡を越えた愛〜』

公演詳細ホームページ
https://gcp-lab.net/koji/

チケット予約ページ
https://ticket.corich.jp/apply/113108/002/

Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/511147623484411
※「参加予定」や「興味あり」を押していただけると嬉しいです!

【 スケジュール 】
9月8日(水) 18:00
9月9日(木) 18:00
9月10日(金) 13:00 / 18:00
9月11日(土) 13:00 / 18:00
9月12日(日) 11:00 / 16:00

【 チケット 】
A席 8,000円
B席 7,000円
C席 6,000円
自由席 5,000円
※詳細はHPをご覧ください

【 劇 場 】
渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
〒150-0031東京都渋谷区桜丘町23-21
渋谷区文化総合センター大和田 6F

徒歩でお越しの方JR渋谷駅西口から徒歩5分

【 新型コロナウィルス対策について 】
当公演は、国、東京都、渋谷区(伝承ホール)の条例・規約を遵守して、お客様に安心してご観劇いただけるようコロナ対策を万全に規しております。

・サーマルカメラの設置(37.5度以上のお客様のご入場をご遠慮頂きます)
・館内換気システムと 1時間に 1度の休憩・ドア開放換気
   ※館内換気システムは 6分ごとに劇場内の空気が入れ替わります
・ソーシャルディスタンス (社会的距離 )の確保また会場内ではマスクの着用を必須とさせていただきます。必ずご持参くださるよう、 皆様のご協力をお願い申し上げます。

2020東京オリンピック

選手のみなさん、ありがとうございました!

そして開催するにあたって睡眠時間を惜しまず本気で頑張っていた関係者のみなさん、本当におつかれさまでした!

オリンピックに仕事で携わることができて本当によかった。
間違いなく一生の思い出で宝になる。

それを振り返るのはまた後で。
今はオリンピックで受け取ったエネルギーを舞台へ全て注ぎ込むだけ。

誕生日を迎えて

先日、44歳の誕生日を迎えることができました!

本当に多くの方々からお祝いのメッセージをいただきありがとうございました。

「44歳」をパッとイメージしたら「折り返し」という言葉が浮かびました。

「折り返しの時点でまだこんな男なのか」と情けなくなることもありますし、この44年間で得た経験や出会いは、物凄く広く深く誇らしく思い、その環境を作ってくれた両親に心から感謝したくなります。

「コロナになって役者業大変だね」と言われますが、コロナ前からずっと大変だったので殊更大変とは思わないですし、先が見えない状況だからこそ「今」としっかりと向き合って日々笑顔で過ごしています。

僕の選んだ仕事はひとりでは成り立つものではなく、応援してくださる方々がいてはじめて形となります。

こうやって多くのみなさんからメッセージをいただけることで、役者としての僕が息を続けられます。

本当にありがとうございます。

舞台の上から、テレビの中から恩返しすることしかできませんが、その気持ちの伝えます。

まずは主演舞台『沙也可』。

昨年出演した作品ですが、今回は主人公、”沙也可”こと雑賀孫六を演じることとなりました。

キャストも大幅に入れ替え、ストーリーもブラッシュアップされ新しい『沙也可』になっております。

できることの全てを注いでいきます。

お時間、お心が許しましたら是非劇場へお越しください。

舞台『沙也可』

Facebookイベントページ
公演詳細ページ

【 あらすじ 】

四百年前、東アジアの覇権を握るために

三十万の兵を朝鮮半島に送り込んだ豊臣秀吉。

しかし秀吉軍の兵として朝鮮に渡った武士の中に、

秀吉軍を離脱し、朝鮮人となった日本人がいた。

その男は朝鮮名で‵‵沙也可”と呼ばれた。

海峡を越えた愛と慟哭の壮大なドラマが、 いま幕を開ける…! !

【 スケジュール 】

9月8日(水) 18:00

9月9日(木) 18:00

9月10日(金) 13:00 / 18:00

9月11日(土) 13:00 / 18:00

9月12日(日) 11:00 / 16:00

【 チケット 】

A席 8,000円

B席 7,000円

C席 6,000円

自由席 5,000円

※チケットの一般発売は7月20日ですが、上記の予約ページで事前に承ります。そして20日こちら側からチケット販売窓口で手続きを致します。

【 劇 場 】

渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール

〒150-0031

東京都渋谷区桜丘町23-21

渋谷区文化総合センター大和田 6F

徒歩でお越しの方

JR渋谷駅西口から徒歩5分

【 新型コロナウィルス対策について 】

当公演は、国、東京都、渋谷区(伝承ホール)の条例・規約を遵守して、お客様に安心してご観劇いただけるようコロナ対策を万全に規しております。

・サーマルカメラの設置(37.5度以上のお客様のご入場をご遠慮頂きます) 

・館内換気システムと 1時間に 1度の休憩・ドア開放換気

   ※館内換気システムは 6分ごとに劇場内の空気が入れ替わります

・ソーシャルディスタンス (社会的距離 )の確保

また会場内ではマスクの着用を必須とさせていただきます。必ずご持参くださるよう、 皆様のご協力をお願い申し上げます。

毎日がスタートの日

ジムに通って身体づくりをはじめてから今日でちょうど1年。
スタートする前は続く自信がなかったけれど、本当にあっという間の1年でした。

勉強や英語などで「あのとき始めていれば今頃は・・・」なんて後悔することがいくつもあった。

続くか続かないことは後から考えれば良いし、思い通りにいかないことなんて沢山ある。

まずはスタートしてみることが大切。

スタートしてからの1年はあっという間だけど、失った1年はとてつもなく大きい。

みなさんにとって、明日が何かのスタートの日となりますように。

伯父が他界しました

伯父 田村正和が天国へと旅立ちました。

数年前に伯父、父、僕の仕事が重なり、祖父の築き上げた太秦の東映京都撮影所に同じタイミングで居合わせたこと、本当に嬉しかったのを鮮明に覚えています。

私にとって小さい頃から憧れの伯父で、役者となった今、改めてその気持ちが日に日に増しています。

皆様の心の中でも伯父がいつまでも演じ続けていますよう。

田村 幸士

同い年のワイン

両親が40年以上とっておいてくれた、僕が生まれた1977年のワイン。

2021年の元日にとうとう開けた。

リコルクもケアもしていないのでボロボロだったけれど想像以上に口あたりが甘くそしてしっかりとお酒が口に残る。

両親に感謝しながら注いで。

2021年、お酒のスタートは最高でした。

会えない僕たちは繋がっている

『会津嶺の鐘』

今年の稽古が昨日で終了しました。

コロナウィルスの対策として、キャスト・スタッフ全員が集まる顔合わせを中止。

作品をシーンごとにブロック分けをしてブロックごとに稽古。密を避けるためそのブロックに出演しないキャストは稽古場へ来ないようにする。

なのでまだ会ったことがない共演者がいたまま稽古が進んでいます。

通常は、最初に全員で本読みをして作品の全体の流れや空気を知ることで、各シーンの役割や登場人物の役割が見えてきて、それを「灯台」として僕たちは稽古に挑み試行錯誤して、そして共演者ととことん話し合って作品を作りあげていきます。

それができない今回、不安要素ばかりでした。

この3日間の稽古、僕は手伝い事があり3日間全稽古に居合わせました。

「ああ、まだこのブロックの人とあのブロックの人って顔合わせてないな」

と思いながらも、その両ブロックのキャストたちが、既に同じ空間を過ごして、同じ世界を生きて、旧知の仲のように見えてきた。

今まで感じたことがない感覚。

本当に不思議でしょうがなかった。

会えていないからこそ、より一層共演者のことを想像して想いを馳せながら自分の役を作り上げる。

今までに無い経験。

でもその状況が、今はとても良いように動いているように思える。

今回の座組は本当に素晴らしいと思う。

共演者のSNSを見ていると、稽古がはじまるずっと前から多くの出演者がその当時の歴史について、自分の役についてとことん調べていたり、実際に会津へ足を運んだりしていた。

こんなことってそうそう無い。

僕たちは、
私的ではなく、
馴れ合いではなく、
お酒でもなく、

ただただ『会津嶺の鐘』というひとつの世界だけで繋がっている。

それはまるで、登場人物全員が同じ会津嶺を見ているように。

それぞれがまだ会えぬ共演者を想いながら役を作り、そして稽古の後半、ついにキャスト全員が一堂に会したとき、どのような事が起こるんだろう。

初めて経験する空間や感情だと思うし本当にワクワクする。

絶対にこのキャスト・スタッフ全員で観客の皆さんに届けるんだ。

Fujifilm X-A2

2016年にビックカメラの中古売場で買った。

もう楽しくてカメラが凄くて、いつもカバンに忍び込ませてバシャバシャとりまくっていた。

当時5万円くらいの初心者向けのカメラ。

ここ1〜2年でピントや暗所や描写などが気になる部分が出てくるようになってきた。

ここ数ヶ月でモニターがいきなり真っ黒になったり、ボタンを押したら違う機能が動いたりなど疲れてきたみたいだった。そろそろお休みの時間。

5万円に対して充分なほど撮ってきたし、スペックをもて余すことない写真を撮れるようになったと思う。

こいつのお陰で『撮る』という嬉しさや楽しみを覚えて、そして撮り手としても成長させてくれた。

本当にありがとう。

一緒に写し出した作品をゆっくり眺めます。

“できる” と “やった” は大きく違う

根っから筋トレが苦手です。
自主的にやったことなんてありませんでした。

10年ちょっと前、トレーナーに筋トレ・食事を1から教わって、頑張って身体を作った。そして”トレーニング”ではなく”スポーツ”を続けて身体をキープし続けていた。

だけど3年前くらいから身体がだらしなくなってきた。

「筋トレの仕方も分かるし食事の選び方も分かるから、やろうと思えばいつでも良い身体をつくれる」

そう思ってた。
でも3年間そう思い続けているだけだった。

「できる」と「やった」は大きく違う。

43才の誕生日が近づいた6月。

「いつでもできる」と言いながらずっとこのままやらないでいたら、これから40代、50代と本当にダメな人間になってしまうと思った。

辛いことをやって、結果を出すことから逃げない自分でありたい。

そして、今度の舞台「沙也可」で演じる役も逞しい身体の方が説得力がある。

これから関わることが増えるであろう母校スキー部の現役部員に対して恥ずかしくないように行動で伝えよう。

色々なタイミングが重り、トレーニングする決意が固まった。

スキーのご縁から三社祭の世界へ招待してくださった方のご紹介でパーソナルジム “core position” に通うことにしました。

はじめてから3ヶ月ちょっと経過した今、
ベンチプレスで10回挙げられる重量が30kg以上増加した。
だらしない身体もそこそこ良いシルエットになってきた。

まだまだ途中段階。

出ている数値も嬉しいけれど、なによりも筋トレが大の苦手で自主的にやったことが無い僕が行動したこと、続けていることが嬉しい。

筋トレの仕方も分かるし食事の選び方も分かっていても、はじめること、続けることができなかった僕がこうやって出来たのは間違いなくトレーナーのおかげ。

トレーナーは「やり方」を教えてくれるだけでなく

・続けることのモチベーション

・続けることの価値

を感じさせてくれる人なんだと思った。

仮に僕が、重い腰を起こして自分ひとりで公共ジムに行って、自分の経験、知識でトレーニングをはじめたとしても、今まで続けられたとは思わないし、なにより効率的に結果を出すことはできなかったと断言できる。

週に1回“core position” に行って、そして1〜2回は区のトレーニングジムへ。
このパターンが僕に合っているらしく、今となっては楽しく続けられています。

「できる」か「できない」かじゃない。

「やる」か「やらないか」ということ。

トレーナーに筋肉以上のモノを戴きました。

本当にありがとうございます。
そしてこれからもよろしくお願いします!

さあ、今日のこの身体の中に舞台で演じる役を宿して稽古頑張ります!!

personal studio Core position

もしご興味があれば是非!

本気トレーニングだけでなく、リハビリ、体型意地など様々な目的に合わせてくれます。

「歩き続けられるように」という90代のお客様もいらっしゃるとのこと!

毎月先着3名限定で割引プランもあります。

いつだって “はじめて”

“同じ”場所に行っても“同じ”ということは絶対に無い自然。

でも街での日常でもそうなんだと思う。

毎朝同じ時間に同じ珈琲を飲んでも
同じデスクで同じ仕事をしても
同じ人に会っても

毎回“初めて”の何かがあるはず。

その感覚はとても大切だしとても好き。
それを感じることができれば
毎日に毎日新しい彩りが添えられると思っています。

“ 顔を隠すスポーツ ”

古賀結那と笠村雷

次世代のフリースタイルスキーヤーの撮影をしました。

15年ちょっと前。
テレビ番組制作会社で働いていた時、「情熱大陸」のプロデューサーに企画提案を持っていった。

「日本では顔を隠すスポーツは人気にならないんだよね」

そう言われて頭をガツンと殴られるような感覚がした。
でもそれが当時の日本のスポーツ事情だよなと腑に落ちたりもした。

ヒーロー・ヒロインを作り上げ「○○スマイル」と盛り上げる。
そして次のヒロインを見つければ一目散でそちらに向かう。

そっちのルートでスポーツを盛り上げることも必要かもしれない。
でも、もうひとつのルートもしっかり作らなくては、スポーツ自身の興行が文化にはなりにくいのかなと思う。

ヒーロー・ヒロインを作り、
競技の魅力を伝え、
両方のルートを上手く使い分けて。

滑走中はゴーグルで顔を見せることがなかなか出来ないスキー。
彼らの顔がスキー界だけでなく多くの人に届きますように。

続けること

ピアニスト小池美奈さんとのインスタグラムライブ今夜で9回目です。

ピアノと詩の朗読。
どこで読み始めるか、どこの間を使うか。
朗読が曲の温度や流れを邪魔せず、むしろ活かしあって1つの作品をつくりあげる。

その過程がとても楽しく、奥深く、楽譜を読みながら小池さんと意見を出し合って構成しています。

このように音楽家と作品をつくるようになって、今、しみじみと思うことがあります。

ピアノを続けていて本当に良かった。

幼稚園から高校3年まで。
中学生の頃はピアノが嫌になって、家ではまったく練習しなかった時期もあった。

でも叔父と交わした「高校まで続ける」という約束を守って、先生も根気よく教えてくださって続けることができた。

だから楽譜を読むと「こんな曲だな」となんとなくイメージすることができて、それに合わせて詩の朗読を色々とシミュレーションができる。
そして電話でのミーティングでも言葉で伝えることができる。

部活や仕事などで後輩から「辞めたい」「転職したい」と相談されたとき、いつも伝えていることがあります。

「辛いかもしれないけれど辞めるその日までは絶対に全力でやり遂げること」

全力でやっていればそれは自分の経験となる。
それはもしかしたら次の仕事では活かせないかもしれないけれど、その次の仕事に発揮するかもしれない。その先かもしれない。

中途半端な気持ちでやっているとそこで得られるものも得られない。
だから、心を折らず、必死でもがいて全力で向き合って続けることが大切。

ピアノのレッスンを終えて24年。
今、ようやく仕事において活かされていて、嬉しくて、心の中が思い切り開かれたような感じがしてたまりません。

もし今、辛くて何かを辞めたかったりしている方がいるなら、
その辞める日までは全力で頑張ってみてください。

それはとても難しいことだと思います。
でもそれが必ずいつか、あたなにとって辛かった日々が、大切だった日々になるはずです。

ピアノを続けて本当に良かった。
両親、叔父、先生に感謝。

インスタグラムアカウント

ほんのちょっと、地球のために

「新しい日常」に向けて少しずつ街が動き始めてきましたね。

これからやってくる夏、コロナへの意識は保ちつつも海や山で大いにリフレッシュしましょう!

そしてその前に読んでいただけたら嬉しいです。

今、日焼け止めが少しずつ変わってきていることを知っていますか?

日焼け止めに入っている紫外線吸収剤などのケミカル成分が、あの色鮮やかで美しい珊瑚礁の白化現象を起こしているとされています。

サンゴ礁に囲まれた島国パラオ。

2020年1月から、指定物質を配合した日焼け止めなどのスキンケア製品の販売や使用が禁止。観光客が指定物質を含む日焼け止めをパラオに持ち込むと没収されます。

ハワイでは2021年1日1日から指定物質が入った日焼け止めの販売が禁止されるなど他の地域でもその動きが大きくなってきています。

2016年にオーストラリアのグレート・バリア・リーフで、珊瑚の大規模な白化現象が大きく報じられた記憶にある方がいらっしゃるかもしれません。

そして沖縄の珊瑚も白化現象が起きています。

その話を聞いて、昨年からこの日焼け止めを使っています。

皇漢薬品研究所
SUNSCREEN CREAM

皇漢薬品研究所は「サンゴを守ろう!プロジェクト」を立ち上げ、環境保全の観点から製品を開発。

そして日本サーフィン連盟のオフィシャルパートーナー契約するなど地球環境のために積極的に動いています。

アザラシの鼻にストローが刺さっていたり、網に絡まっていたり。
クジラの死骸の中には沢山のプラスチック製品が入っていたり。

そんな動画を最近良く見たりしませんか?

投棄により海に吐き出されているマイクロプラスチック。

2015年に磯辺篤彦九州大学教授が行った調査によると、海洋に存在するマイクロプラスチックの個数は日本を含む東アジア海域が172万個/㎢と群を抜いて多く、北太平洋(10万5,100個/㎢)の約27倍、世界の海(6万3,320個/㎢)の約16倍とのこと。

さらに2016年の九州大学の予測では世界の海のマイクロプラスチックの量は上昇し続け、2060年までには今の4倍の量になり、世界の海の魚の量をマイクロプラスチックが上回るということです。

SDGsの14項目目

『海の豊かさを守ろう』

海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

陸上に住む我々にとって、海は別の世界の話だと思ってしまいがちですが、大きく影響を及ぼしあっています。

スタバの紙ストロー、レジ袋の有料化

ひとつひとつは小さいけれど、とても大切なことです。

いつも書かせてもらっていますが

「街の周りに自然があるのではなく、自然の中に街をつくっている」

だからこそ、ほんのちょっと、地球のために。

共存するのはコロナだけではありません。
地球と、そして我々とです。

皆で手を取り合って小さいことからやってみましょう!

ブルーインパルス

観られてよかった。
なんかもう、かっこいいとかそういう部分じゃなくて・・・感動した。

勇気と感動を与えて無言で飛び去る。
これがヒーロー。

ありったけの言葉を吐き出し右往左往して伝える自分の仕事に対して、
何も言葉を残さずただただ空を飛ぶだけでこれだけ感動を与えることができるなんて本当に素晴らしい。

見ていてグッときた。

医療従事者のみなさま、そして航空自衛隊のみなさまに感謝。

こどもの日

0歳から毎年続けていること。
それはこどもの日の時期に父と二人で写真を撮ること。

今の状況で親子共々舞台が中止になりお互い自宅で過ごしていて時間は有り余っているけれど、気軽に実家へ戻ることもできないので今年はテレビ電話で撮影。

小さい頃は父の膝の上に座っていて、
成長して隣に座るようになって思春期ではちょっと距離が開いていたり。
そして今年はテレビ電話。

収束してから一緒に撮影しても良いと思ったけれど、これはこれで忘れられない写真になるかなと。

お互い新聞紙で兜を作って。

いつもありがとう。
そしていつまでも元気で。