こどもの日になると父親と五月人形の前で写真を撮る。
小さい頃から毎年欠かしたことの無い行事。
五月人形は今、群馬のみなかみに置いてあるのでこの時期には毎年来ている。
撮った後は車でひとりでドライブした。
今年の気候のせいか、いつものこの時期と山の景色が違う。幕の内弁当のように色々楽しめる。
日本一のモグラ駅の土合駅はみなかみに行くと毎回行く。
夜、空を見上げるとびっくりするくらいの星空。
この間の舞台「SUKIYAKI」のあるセリフを思い出した。
登場人物の登(のぼる)は福島の田舎から東京に来たばかり。渋谷のプラネタリウムを見たとき、
「へぇー、俺の田舎じゃ星なんていっくらでもタダでみられっぺよ。」
と言う。
このセリフが今、心の奥底に響いた。
東京は世界で有数の「なんでも揃う街」。
なんでも揃ってしまうのだ。
だから東京でなんでも済んでしまう。
星空を観たければプラネタリウム。
全国の美味しいものが食べたければ恵比寿や銀座。
洋服買いたければ渋谷や新宿。
東京を出なくても人生で必要なものは事足りてしまう。
自分の足で出かけて感じる。
そんな当たり前のことを忘れてしまう自分がいたりする。
言葉にならない星空を眺めて
登の言葉を思い出して
東京で生まれ育ったことにはじめてなんだか寂しくなった。
「なんでも揃う」と「豊か」は違う。
そうですね(*´ω`*)のぼるくんを思い出すと、何だかきゅんときちゃいます。
私の街の頭上にも天然のプラネタリウムが開業しております(笑)
田舎にいると当たり前と思ってしまう光景。あえて綺麗なんて言わないですし(笑)
都会の方が訪れて下さって、星が綺麗と美しいと言って下さる事が、田舎の星達にとっての嬉しい誉め言葉ですね!
きっと星達は、存在価値をみいだしてもらって喜んでいるなのも知れません(笑)(^-^)