『この山にねがいをこめて – 谷川岳警備隊員の手記 – 』

『この山にねがいをこめて – 谷川岳警備隊員の手記 – 』
群馬県警察本部 編

谷川岳警備隊 ——
昭和初期の上越線開通により首都圏からのクライマーが急増し遭難が相次いだ。そして1958年(昭和33年)、全国初の“テクニカルレスキュー隊”として谷川岳警備隊が発足。「死の山」と呼ばれる谷川岳連峰を守るなか、発足から60年以上経った今でも殉職(二次遭難)が一度もないプロフェッショナル集団。

そこに長らく在籍していらっしゃった新井さんからこの本を頂戴しました。

昭和34年から37年にかけての警備隊員の手記。
捜索から発見、そして検証・原因の究明など、事細かく記されています。

僕がよく通う場所でもあるので読んでいて位置や地形などはなんとなく分かりますが、webで「地形図」と「google earth」と照らし合わせながら読むと状況がより把握しやすい。

あくまで行程や位置関係についてであって、これで山を分かったつもりになるのが一番ダメですが。。。

今では出版できないような個人情報なども書かれているので、真実として重く自分の中に入り込んでくる。

捜索へ向かう警備隊員
目の前で岳友が滑落するのを見たクライマー
遭難の報を受けて東京から駆けつけたご両親。

一文一文、全てを逃さないように読んでいます。

自然を愛するからこそ謙虚に。

新井さん、ありがとうございました。