『燦々』を振り返って

劇団BLUESTAXI主宰の青田ひできさんがこの自粛期間を使って、過去の劇団公演作品を順番に回顧していらっしゃり、昨年出演した『燦々』を書かれていたので、僕も少し振り返ろうと思います。

街の生活に馴染めなかった女性たちが過ごす、山奥の山荘での物語。
彼女たちは自然の豊かさに触れ、また渾身的な人たちに支えられながら安息の日々を送っていた。

しかし逃れられない現実が彼女たちのい前に立ちはだかる。
そこに思いを秘めた男たちも訪れて・・・。

緑の木々に囲まれ鳥の声と風の音しか聞こえない場所を「自然」と呼ぶならば、街は「不自然」なのかもしれません。

不自然な街で自然体に過ごせない彼女らは「不自然な人」と思われ、
不自然な街で自然体に過ごせる人たちは「普通の人」と思われる。
はたしてどちらが「自然」な人なのでしょうか。

劇団BLUESTAXI主宰の青田さんと長い期間を経てこの作品に辿り着きました。

キャスト全員がとても前向きでそれぞれのキャラやセンスが素敵で座長という立場でしたが、何ひとつ座長っぽいことはせずにただただ嬉しく楽しく眺めながら自分の役に苦悩しておりました。

そして稽古しながら「予告編作りたいね」と。

山荘で過ごしている時期と街で過ごしている時期をうまく絡ませながら作りました。

久々に見たけれど、舞台を終えた後だからこそ彼女たちに感じることがたくさんあって泣きそうになりました。

『燦々』
僕の大切な作品です。

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