昨年から玄米を食べ続けている。
家の近くに色々な玄米を取り揃えている米屋さんがあって、毎回色々相談しながら購入する。
家で食事をする時は玄米とごま塩だけという事が多い。
不思議とまったく飽きずに毎回美味しく食べられる。
「玄米は身体に良い」と言われるが、ずっと食べてきた結果、目に見えるような変化は正直無い。
だけれどもそれこそが健康でいられている証だと思う。
それと同時に外食がとても楽しく思えるようになった。
先シーズンからバックカントリースキーをするようになり「自然の中にいる自分」ということを更に意識するようになった。
そして「よりシンプルに生きる」ことの大切さを知った。
だけど生きていく上で色々なモノを身につけて自分を守りながら生きていかなくてはいけないのも事実。
10年ちょっと前から愛用しているホグロフスというアウトドアブランドに「L.I.Mシリーズ」というものがある。
この「L.I.M」とは「Less is more(より少ないことは、より豊かなこと)」の略。
ドイツの建築家ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエの言葉である。
シンプルに生きるからこそ、周りの全てに刺激を感じ、新鮮さを味わい、日々が楽しくなる。
日常生活においてこれって本当に難しいことなんだけどね。
「自分探しの旅」というけれど違うと思う。
探しに行かなくても自分は既に自分の中にある。
ただ色々な皮や鎧を纏ってしまっていて気づかないだけ。
だからこそ、たまに自然の中に自分を放り投げて「ふぅ」っと深い息を吐いて、皮や鎧を1枚ずつ脱ぎ捨てて脱ぎ捨てて脱ぎ捨てまくって。
そして中心にある「自分」に気づいて、感じて、認めて、許して、笑ってあげる。
そんな時間を1ヶ月に1日でもすれば心はもっと豊かになるはず。
雪山だけじゃない。春も夏も秋も。そして海も大地も。
自分が「行きたい」という衝動が生まれた場所へ行ってみてはいかがでしょう?
その衝動に対して素直に応えてあげれば、きっと素敵ななにかを感じて戻ってこれると思います。
なんか玄米の話から飛躍したけれど(笑)