「そこに人間はいるのか」

上西雄大さんはいつもそう話す。
どんな可笑しいことをやっても、そこに人間がいれば成立する。

今回、稽古や劇場でキャストの皆さんを撮影させてもらった。
カメラのファインダーから見ると周りは遮られ顔だけ集中して見ることになる。
日を追うごとに、役者の顔が役の顔にドンドン変わっていくことが分かって本当に楽しかった。

『ヌーのコインロッカーは使用禁止』では沢山のとんでもない人物が登場する。
でもそこに人間がいるから納得できるし愛せる。

いよいよ千穐楽。

この素敵な顔を持つ皆と、最後の素晴らしい世界を過ごしてきます。