人生の交差点

飛行機の中から夜の街を見下ろすと、この光の数だけ人生があるんだなと思う。

僕たちはその中のほんのひとつまみの人の人生としか出会っていないしその人生だって10%も知らないはず。

舞台は観客も役者も自分の人生では出会わない人生と出会うことができる。

だから僕たち役者は台本から与えられた人生を人として全力で生き、そして観客の皆様にはじめて出会う人生を見て感じていただく。そしてこれから実際に出会う人の背景に想像力を持ち向き合う。

『多様性』という言葉を多用されるようになったけれどじゃあどうすればいい?その選択肢のひとつが観劇であるために僕たちは必死にもがきます。

「こんな人生なんてありえない。」
そんなことは言い切れない。
それが地球の素晴らしいところ。

小さな空間に沢山の人生が所狭しと駆け巡る『ヌーのコインロッカーは使用禁止』。

何かを感じていただけたら幸いです。