スキーのご縁で仲良くさせていただいている吉田暁央さんの知人で、会津でアルペンスキーを愛する女性の方が作った会津米の米袋で作ったバッグを頂戴しました。
米袋は頑丈でちょっとやそっとじゃ破れないし、ストラップなど色使いが可愛いのでガシガシ使わせてもらっています。
そしてこの米袋には知っておかなくてはいけない大切なことがあります。
バッグに貼られているシール。
これは各産地が自ら行っている放射性物質検査や玄米の全量全袋検査の結果を伝えるものです。
福島県では、東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、農産物等の出荷制限や風評被害などの深刻な影響を受けていました。
このため、県が実施している緊急時環境放射線モニタリング検査の充実に加え、産地が主体となった米の 『全量全袋検査』 など綿密な放射性物質の検査を実施してきました。
そして直近5年間の検査では国が定める基準値超えの玄米がなかったことにより、ようやく一昨年から会津米にはこのシールが貼られる必要はなくなりました。
『全量全袋検査』
どれだけ手間と時間がかかる作業か。つい最近まで行なっていたこと自体知りませんでした。
このシールは会津・福島のみなさんが多くの苦労を乗り越えてきた証。
今回の『会津嶺の鐘』を通じて会津や福島のことを調べたりしましたが、ここは観光スポットなどそういうことだけではなく、長い歴史のなか多くの試練を乗り越え、その地域が生んだ文化や教え・物語が今でも残り、継承されたり語り継がれているとても尊い場所だなと感じました。
その会津で過ごした、過ごしてきた方々のその心が作品のなかで感じていただけるように。
初日まであと少し。最後まで考え抜きます。
『 新撰組日記 会津嶺の鐘 』
日程:2022年2月9日(水)〜14日(月)
場所:伝承ホール大和田(渋谷)
チケット: 指定席 7,000円 / 自由席(桟敷席) 5,000円
ご予約は下記URLよりお願い致します。
https://ticket.corich.jp/apply/115797/005/
『会津嶺の鐘』ホームページ
http://shinsengumi-nikki.com