ピアニスト小池美奈さんとのインスタグラムライブ今夜で9回目です。
ピアノと詩の朗読。
どこで読み始めるか、どこの間を使うか。
朗読が曲の温度や流れを邪魔せず、むしろ活かしあって1つの作品をつくりあげる。
その過程がとても楽しく、奥深く、楽譜を読みながら小池さんと意見を出し合って構成しています。
このように音楽家と作品をつくるようになって、今、しみじみと思うことがあります。
ピアノを続けていて本当に良かった。
幼稚園から高校3年まで。
中学生の頃はピアノが嫌になって、家ではまったく練習しなかった時期もあった。
でも叔父と交わした「高校まで続ける」という約束を守って、先生も根気よく教えてくださって続けることができた。
だから楽譜を読むと「こんな曲だな」となんとなくイメージすることができて、それに合わせて詩の朗読を色々とシミュレーションができる。
そして電話でのミーティングでも言葉で伝えることができる。
部活や仕事などで後輩から「辞めたい」「転職したい」と相談されたとき、いつも伝えていることがあります。
「辛いかもしれないけれど辞めるその日までは絶対に全力でやり遂げること」
全力でやっていればそれは自分の経験となる。
それはもしかしたら次の仕事では活かせないかもしれないけれど、その次の仕事に発揮するかもしれない。その先かもしれない。
中途半端な気持ちでやっているとそこで得られるものも得られない。
だから、心を折らず、必死でもがいて全力で向き合って続けることが大切。
ピアノのレッスンを終えて24年。
今、ようやく仕事において活かされていて、嬉しくて、心の中が思い切り開かれたような感じがしてたまりません。
もし今、辛くて何かを辞めたかったりしている方がいるなら、
その辞める日までは全力で頑張ってみてください。
それはとても難しいことだと思います。
でもそれが必ずいつか、あたなにとって辛かった日々が、大切だった日々になるはずです。
ピアノを続けて本当に良かった。
両親、叔父、先生に感謝。