僕自身、休みがあると自然の中に身を委ね、
夏は登山や渓流遊び、冬はバックカントリースキーをしています。
「危険じゃないの?」とよく聞かれます。
もちろんです。
充分な知識、事前の準備、そして信頼できるパートナー。
自然に対して謙虚にそして自然のペースに合わせて行動する。
そして自然と向き合い、自然を感じ、楽しさと力強さを学ぶ。
それを前提としてもリスクはゼロになりません。
でも
ずっと街の中で過ごして自然と全く触れず、自然を知らないままの生活の方が危険なのではと思うことがあります。
街のまわりに自然があるのではなく
自然の中に街をつくっている
僕が大切にしている言葉です。
これからも自然の影響を受け続けるし、想像を超えるようなことが起こる可能性は充分にあります。
僕はプロの登山家でもスキーヤーでもありません。
街の中で過ごすひとりとして、時間があれば自然の中に身を委ね、楽しさも怖さも知り、
そして多くの方が自然に興味を持ち、自然を訪れ、自然を向き合いたくなるようなきっかけを作り続け、様々な角度から「街と自然を繋ぐ」ことができたらと思っています。
クライミング
みなかみ町
群馬県みなかみ町。
東京から車で1時間半でいける大自然。
登山、クライミング、カヌー、ラフティング、MTB、スキー、スノーボードなど1年中自然のアクティビティを楽しめる環境に惚れ込み10年以上通い続けています。
2019年より、みなかみ観光協会とのプロジェクトが開始。
“ユネスコ エコパーク”に認定されたみなかみ町のプロモーションのお手伝いをしております。
職人 × 自然
「日本の伝統工芸・産業 × アウトドア」
なかなか結びつかないイメージかもしれません。
しかしよくよく考えてみると、伝統工芸・産業はエアコンなどの無い電気が発明される前からあるものが多く、気候や自然環境の影響を課題とし、受け入れ、試行錯誤し、そして恩恵として活かし、長い年月かけて伝統工芸・産業となりました。そして木や水など自然のものを扱う職人も多くいます。
「自然とどう向き合って、今この伝統に行き着いたのか」
街と自然を分け隔たようとしている現代において、職人たちの自然との向き合い方を知ってもらうことが大切だと思い企画し、「.HYAKKEI」さんにて書かせていただくことになりました。