両親が40年以上とっておいてくれた、僕が生まれた1977年のワイン。
2021年の元日にとうとう開けた。
リコルクもケアもしていないのでボロボロだったけれど想像以上に口あたりが甘くそしてしっかりとお酒が口に残る。
両親に感謝しながら注いで。
2021年、お酒のスタートは最高でした。
『会津嶺の鐘』
今年の稽古が昨日で終了しました。
コロナウィルスの対策として、キャスト・スタッフ全員が集まる顔合わせを中止。
作品をシーンごとにブロック分けをしてブロックごとに稽古。密を避けるためそのブロックに出演しないキャストは稽古場へ来ないようにする。
なのでまだ会ったことがない共演者がいたまま稽古が進んでいます。
通常は、最初に全員で本読みをして作品の全体の流れや空気を知ることで、各シーンの役割や登場人物の役割が見えてきて、それを「灯台」として僕たちは稽古に挑み試行錯誤して、そして共演者ととことん話し合って作品を作りあげていきます。
それができない今回、不安要素ばかりでした。
この3日間の稽古、僕は手伝い事があり3日間全稽古に居合わせました。
「ああ、まだこのブロックの人とあのブロックの人って顔合わせてないな」
と思いながらも、その両ブロックのキャストたちが、既に同じ空間を過ごして、同じ世界を生きて、旧知の仲のように見えてきた。
今まで感じたことがない感覚。
本当に不思議でしょうがなかった。
会えていないからこそ、より一層共演者のことを想像して想いを馳せながら自分の役を作り上げる。
今までに無い経験。
でもその状況が、今はとても良いように動いているように思える。
今回の座組は本当に素晴らしいと思う。
共演者のSNSを見ていると、稽古がはじまるずっと前から多くの出演者がその当時の歴史について、自分の役についてとことん調べていたり、実際に会津へ足を運んだりしていた。
こんなことってそうそう無い。
僕たちは、
私的ではなく、
馴れ合いではなく、
お酒でもなく、
ただただ『会津嶺の鐘』というひとつの世界だけで繋がっている。
それはまるで、登場人物全員が同じ会津嶺を見ているように。
それぞれがまだ会えぬ共演者を想いながら役を作り、そして稽古の後半、ついにキャスト全員が一堂に会したとき、どのような事が起こるんだろう。
初めて経験する空間や感情だと思うし本当にワクワクする。
絶対にこのキャスト・スタッフ全員で観客の皆さんに届けるんだ。
Have Yourself a Merry Little Christmas!
みなかみ町で初滑り!!
東京から2時間以内でこの雪。
スキー場オープン日に”ももパウ”なんてなかなかない。
今シーズンは期待大です👍
そして今シーズンからPeak Performanceが仲間となりました。
Peak Performanceスタッフたちは以前からずっと舞台を観に来てくれたり文字通り仲間として過ごしてくれていました。
そして今シーズン、ついに雪のパートナーとなりました。
着た瞬間分かるんです。
自分の身体のシルエットに寄り添って包んでくれるのを。動きが自由。
シルエット・デザイン・機能、全てが今僕が求めているウェアでした。
さあ、次はどこの雪山へ。
昨年に主演した舞台『燦々』など公私共に仲良くさせてもらっている劇団BLUESTAXI。
劇団創立以来毎年必ず上演をしてきて23年。
それが今年、コロナウィルスの影響をふまえて6月と11月の公演を中止とする判断し、途切れることになります。
舞台上演は途切れても作品づくりは絶対に止めない!!
劇団座長 青田さんの「劇団員のために」という気持ちに寄り添ってショートムービーを製作しました。
『 私の深呼吸 』
青田さんらしい、ほっこりする心温かな、そして前へ進んで行く気持ちにさせる素敵な作品となりました。
10分ちょっとですのでお時間のあるときに是非。
海はスキューバダイビング
湖はカヌー
川はラフティング
山は登山、クライミング、バックカントリースキーと
色々やってきましたが、空は25年前くらいにスカイダイビングをやった以来まったくやっていませんでした。
あるきっかけでパラグライダーというアクティビティが目の前にあらわれ、「じゃあやろう!」ということですぐに申し込んだ。
場所は富士山麓にある“アサギリ高原パラグライダースクール”。
東京を朝7時すぎに出発して9時半には現地到着。申し込みを済ませて山へ。10時半にはもうスカイツリー(634m)より高い空にいました(笑)
映像を見たら分かると思いますが、「すげー!」の連発。
40歳を過ぎると、今まで多くの経験をしてきているので今から起きることに対してある程度想像をしてしまい、その想像の範疇に収まることが増えてきたけれど、今回はその想像の何倍も上を行く、というか、別の領域の、今まで経験したことがない感覚で、「すげー!」以上の言葉が、今までの僕の人生で覚えた日本語ではすぐに表現できない状態でした。
感覚・感情の新しい扉を開いたような気分。
本当に、本当に楽しかった。
動画をYoutubeにアップしました。最高の遊覧飛行、是非楽しんでください!!
2016年にビックカメラの中古売場で買った。
もう楽しくてカメラが凄くて、いつもカバンに忍び込ませてバシャバシャとりまくっていた。
当時5万円くらいの初心者向けのカメラ。
ここ1〜2年でピントや暗所や描写などが気になる部分が出てくるようになってきた。
ここ数ヶ月でモニターがいきなり真っ黒になったり、ボタンを押したら違う機能が動いたりなど疲れてきたみたいだった。そろそろお休みの時間。
5万円に対して充分なほど撮ってきたし、スペックをもて余すことない写真を撮れるようになったと思う。
こいつのお陰で『撮る』という嬉しさや楽しみを覚えて、そして撮り手としても成長させてくれた。
本当にありがとう。
一緒に写し出した作品をゆっくり眺めます。
5年の歳月を経て、ついに公開。
“日本歴代最強のスラローマー”と呼ばれた佐々木明。
アルペンスキー選手を引退し、山岳スキーヤーへ転向。
解説者やメディアへ行くでもなく、なぜ滑り続けるのか、そして危険と隣り合わせの山岳スキーなのか。
その答えがこの作品のなかにある。
いや、山岳スキーに心を奪われ、その答えをはっきりと見つけるためのドキュメンタリーなのかもしれない。
そう書くと、ひとりのスキーヤーの物語と感じるかもしれないがそんなことはない。
この作品は誰が観ても、美しい景色にワクワクし、その中を滑る彼らに圧倒され、目的のための準備というものを学び、覚悟を決めてスタートを切ることに勇気をもらい、成功した明の笑顔に見惚れ、そして次へ進む眼差しに期待するはず。
正直、想像をズバ抜けた完成度でした。
僕もスチールカメラマンとしてご協力しました。
どの写真なのか当ててみてください。
明、本当におめでとう。
今なぜか、ウチに泊まっていた頃の明の姿が現れたよ。
また一緒に滑ろう!
予告編はこちら。
先日出演した舞台『沙也可』のアーカイブ配信がスタートしました。
「舞台を映像で観ても・・・」
と思う方、たくさんいらっしゃると思います。僕もそうでした。
でも今回の映像作品を観て一気に変わりました!
5台のカメラを使用、そして細かいカット割りで編集しているので観ていて全然飽きないんです。
というか、舞台では見られなかった表情や細かい仕草も映像だと見えてしまう。
驚きと新鮮でした。
ですので、劇場にお越しになれなかった方だけでなく、劇場でご覧になった方も是非ご覧いただけましたら新しい発見が必ずあるはずです。
11月17日までご覧になれます。
どうぞよろしくお願い致します!
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< あらすじ >
四百年前、東アジアの覇権を握るために三十万の兵を朝鮮半島に送り込んだ豊臣秀吉。
しかし秀吉軍の兵として朝鮮に渡った武士の中に、秀吉の反旗を翻した男がいた。
その男の名は朝鮮で“沙也可”と呼ばれた。
海峡を越えた愛と慟哭の壮大なドラマが、いま幕を開ける。
< 料 金 >
3,000円
< 配信期間 >
11月11日(水)〜11月17日(日)
アーカイブ配信は終了しましたが、DVDは販売しております!
舞台『沙也可』 千穐楽を迎えることができました。
お越し頂いたみなさま、本当にありがとうございました!
お客様とキャストの健康の万全を期すため、終演後のキャストとお客様のご面会を中止とさせていただくことなり、終演後に直接御礼を申し上げることができず大変申し訳ございませんでした。
このような状況下での稽古は想像以上に身体的・精神的にエネルギーを使い、そして作品を作るということにも大きな影響を受けました。
でも、演劇の灯火に明かりを灯すこと。そしてなにより自分の仕事場をつくるという気持ち一心に頑張ってきました。
スタッフ・キャスト誰一人欠けることもなく終えたこと。
舞台の上に立てたこと。
観てくださった方々から多くの嬉しいご感想をいただいたこと。
本当に嬉しく思います。
千穐楽の公演を5台ものカメラを使用して撮影しました。
その映像を編集してインターネット上で見られるアーカイブ配信、そしてDVD販売があります。
是非ご覧いただけましたら嬉しいです!
< あらすじ >
四百年前、東アジアの覇権を握るために三十万の兵を朝鮮半島に送り込んだ豊臣秀吉。
しかし秀吉軍の兵として朝鮮に渡った武士の中に、秀吉の反旗を翻した男がいた。
その男の名は朝鮮で“沙也可”と呼ばれた。
海峡を越えた愛と慟哭の壮大なドラマが、いま幕を開ける。
< 料 金 >
3,000円
< 配信期間 >
11月11日(水)〜11月17日(日)
< 申し込み >
※出演者名を記載する欄に「田村幸士」とご記入ください。
根っから筋トレが苦手です。
自主的にやったことなんてありませんでした。
10年ちょっと前、トレーナーに筋トレ・食事を1から教わって、頑張って身体を作った。そして”トレーニング”ではなく”スポーツ”を続けて身体をキープし続けていた。
だけど3年前くらいから身体がだらしなくなってきた。
「筋トレの仕方も分かるし食事の選び方も分かるから、やろうと思えばいつでも良い身体をつくれる」
そう思ってた。
でも3年間そう思い続けているだけだった。
「できる」と「やった」は大きく違う。
43才の誕生日が近づいた6月。
「いつでもできる」と言いながらずっとこのままやらないでいたら、これから40代、50代と本当にダメな人間になってしまうと思った。
辛いことをやって、結果を出すことから逃げない自分でありたい。
そして、今度の舞台「沙也可」で演じる役も逞しい身体の方が説得力がある。
これから関わることが増えるであろう母校スキー部の現役部員に対して恥ずかしくないように行動で伝えよう。
色々なタイミングが重り、トレーニングする決意が固まった。
スキーのご縁から三社祭の世界へ招待してくださった方のご紹介でパーソナルジム “core position” に通うことにしました。
はじめてから3ヶ月ちょっと経過した今、
ベンチプレスで10回挙げられる重量が30kg以上増加した。
だらしない身体もそこそこ良いシルエットになってきた。
まだまだ途中段階。
出ている数値も嬉しいけれど、なによりも筋トレが大の苦手で自主的にやったことが無い僕が行動したこと、続けていることが嬉しい。
筋トレの仕方も分かるし食事の選び方も分かっていても、はじめること、続けることができなかった僕がこうやって出来たのは間違いなくトレーナーのおかげ。
トレーナーは「やり方」を教えてくれるだけでなく
・続けることのモチベーション
・続けることの価値
を感じさせてくれる人なんだと思った。
仮に僕が、重い腰を起こして自分ひとりで公共ジムに行って、自分の経験、知識でトレーニングをはじめたとしても、今まで続けられたとは思わないし、なにより効率的に結果を出すことはできなかったと断言できる。
週に1回“core position” に行って、そして1〜2回は区のトレーニングジムへ。
このパターンが僕に合っているらしく、今となっては楽しく続けられています。
「できる」か「できない」かじゃない。
「やる」か「やらないか」ということ。
トレーナーに筋肉以上のモノを戴きました。
本当にありがとうございます。
そしてこれからもよろしくお願いします!
さあ、今日のこの身体の中に舞台で演じる役を宿して稽古頑張ります!!
もしご興味があれば是非!
本気トレーニングだけでなく、リハビリ、体型意地など様々な目的に合わせてくれます。
「歩き続けられるように」という90代のお客様もいらっしゃるとのこと!
毎月先着3名限定で割引プランもあります。
日本で初のハリウッド(ユニヴァーサル)と映画製作の契約を交わした祖父、阪東妻三郎。
その中のひとつ、喜劇『当世新世帯』が、現在オンラインで開催されている「京都国際映画祭2020」にで無料で観られます。
無声映画ならではのテンポ、演出。
無声映画を観たことが無い方も是非この機会に!
<視聴期間>
10/15(木)10:00~10/19(月)12:00(販売は10/18(日)23:59まで)
※期間内であればいつでもご視聴可能です。
決済画面へ行きますが0円決済で、カード番号など必要ありませんのでご安心を!
『この山にねがいをこめて – 谷川岳警備隊員の手記 – 』
群馬県警察本部 編
谷川岳警備隊 ——
昭和初期の上越線開通により首都圏からのクライマーが急増し遭難が相次いだ。そして1958年(昭和33年)、全国初の“テクニカルレスキュー隊”として谷川岳警備隊が発足。「死の山」と呼ばれる谷川岳連峰を守るなか、発足から60年以上経った今でも殉職(二次遭難)が一度もないプロフェッショナル集団。
そこに長らく在籍していらっしゃった新井さんからこの本を頂戴しました。
昭和34年から37年にかけての警備隊員の手記。
捜索から発見、そして検証・原因の究明など、事細かく記されています。
僕がよく通う場所でもあるので読んでいて位置や地形などはなんとなく分かりますが、webで「地形図」と「google earth」と照らし合わせながら読むと状況がより把握しやすい。
あくまで行程や位置関係についてであって、これで山を分かったつもりになるのが一番ダメですが。。。
今では出版できないような個人情報なども書かれているので、真実として重く自分の中に入り込んでくる。
捜索へ向かう警備隊員
目の前で岳友が滑落するのを見たクライマー
遭難の報を受けて東京から駆けつけたご両親。
一文一文、全てを逃さないように読んでいます。
自然を愛するからこそ謙虚に。
新井さん、ありがとうございました。
来月下旬に出演する舞台の顔合わせがありました。
「どんなメンバーなんだろう」
「読み合わせちゃんとできるかな」
顔合わせは毎回毎回緊張します。
今回はそれに重ねて色々な感情がありました。
観客のみなさんが、
観て楽しんで、帰って思い出して、その先の日々のエネルギーにしてもらう。
舞台は劇場の中で完結するものではなく、それからずっと先まで作品と観客は共に生きていくものだと思っています。
この作品がこれから先ずっと良い思い出となるよう、キャスト、スタッフ一同細心の注意を払いながら挑んで参ります。
舞台に立てることの喜び
舞台に立つための覚悟
舞台を立つことの責任
精一杯務めさせていただきます!
『 沙也可 』
2020年10月28日(水)から10月31日(土)
渋谷区伝承ホール
・劇場のある建物の入口、さらに劇場に入口にも自動的に体温を測るサーマルカメラを設置致します。
・劇場の換気システムは、劇場内の空気が6分間で全て入れ替わるようになっております。
・上演後1時間ほどで換気の為の休憩時間をはさみます。
公演の詳細、そして公演におけるコロナウィルス対策の詳細についてはこちらをご覧ください。
自粛生活が続くなか、ピアニストの小池美奈さんと「少しでも彩りのある豊かな時間を」とInstagramのライブ配信でピアノの演奏と朗読のコラボ配信を4月にスタートし、先週で18回目となりました。
そして今回、ようやくサロンでのコンサートを開催することになりました。
小池さんの奏でる美しい演奏に合わせて朗読します。
公演時間は1時間程度です。
13席というアットホームな空間で豊かなひとときをご一緒できましたら幸いです。
客席の間隔、換気など注意を払って開催致します。
詳細はこちらをご覧ください。
東京都 芸術文化活動支援事業 <アートにエールを!>
以前、僕が役者仲間と参加したことを書きましたが、
今回、第2次募集で父が参加したいとのことで制作しました。
田村亮 朗読
『日本神話の世界 ・ 祝婚歌』
撮影場所は群馬のみなかみ町。
スケジュールの都合により突貫作業でしたが良い作品が作れたと思います。
なにより嬉しかったのは父と初めて一緒に作品を作ったこと。
こちらからご覧いただけましたら幸いです。
出演・台本: 田村亮
監督・撮影・編集: 田村幸士
祖父・阪東妻三郎の代表作のひとつ『無法松の一生』がベネチア国際映画祭にて本日上映されます。
本作は何度もリメイクされ、主演の松五郎役は祖父以外にも三船敏郎さん、三國連太郎さん、勝新太郎さんという錚々たる方々が演じられてきた多くの方々に愛されている作品で、昭和33年版(三船敏郎主演)はベネチア国際映画祭で最優秀の金獅子賞を受賞。
米シネリック社がKADOKAWAと組み、京都文化博物館やマーティン・スコセッシ監督の財団 “フィルムファンデーション” の支援を受けて昭和18年版(阪東妻三郎主演)が4K修復され、
「内務省や戦後のGHQの検閲で、主人公が軍人の夫を亡くした女性に思いを寄せる場面など一部のシーンがカットなど戦争の影響を受けた1作目も知ってほしい」
とベネチア国際映画祭の過去の名作を紹介する部門で上映されることになりました。
そして、映画監督 山崎エマさんが制作した『無法松の一生』のドキュメンタリー映画も合わせて上映されます。
それに少しばかりご協力させていただきました。
今観ても松五郎の豪快で繊細な心にやられます。
これからも多くの方々の心に届く作品でありますように。