宮本 恒靖

先日行われたアジアカップのヨルダン戦。
はっきり言って感動 (T_T)
スポーツってやっぱり最後の最後まで分からないな~、って思った。

まぁ、見てない人もいると思うので少し説明をば。

スコアは1ー1。お互いチャンスはあったけど、結局そのまま後半終了。
延長戦も決め手に欠けて、決着はPK戦に。

日本代表のPK戦1人目は「左利き」の中村俊輔。
慎重に蹴るも、大きく上に外してしまう。
次はヨルダン代表。1人目は「右利き」の選手。成功。しっかり決める。
日本代表2人目は「左利き」の三都主。
これもまた外してしまう。

ここでキャプテンのツネさん(宮本)が審判に何やら話す。
そうするとPKは反対側のゴールで行う事に。
中村と三都主のPKのスローモーションを見てみると、足場が悪いらしく、2人とも軸足が滑ってしまってる。
どうやらツネさんは、その事について提案してたらしい。

しかし、PK戦は2人目の先攻の日本が蹴ったところ。
後攻のヨルダンから条件が良い状況で蹴ることが出来る。
けど、それって不公平だよね。
後攻のヨルダンも同じ状況で蹴って、3人目から反対側のゴールで行えば良いのに。
だから、ツネさんはそれが不公平だって審判にずっと主張してた。
日本人選手は審判に意見を主張する人が少ない、と言われている中、あれだけ時間をかけて審判と話し合ったのって初めて見たかも。

結局、後攻のヨルダンの2人目からのままだけど、反対側のゴールでPK再開。
ヨルダンの2人目がゴール。
これで、2ー0。いつもなら「ああ、ダメだ~」って諦め状態で見るんだけど、今回は自分の中でも「まだ行ける」って思ってた。
ツネさんの、あの行動が日本の選手達にチカラを与えたのだと思う。

その後、キーパーの川口の活躍もあって7人目で、日本の勝利!

ホント感動した。

今回のMVPはツネさんだね、僕的には。

ツネさんのキャプテンシーはスバラシイ。

中村、三都主がPKを外して、呆然と立ちすくんでる所に迎えに行って、肩を組んで元気づける。

グラウンドの状況を見て、すぐに審判に場所移動を提案。そして「まだ諦めない」という気持ちを他の選手たちに無くさせない為の審判に対しての主張。

そして最後。勝利が決まった時に、2本のPKを止めた川口に向かって一番に駆け出す姿。

全てがキャプテンとしての理想的な行動。

ツネさんは、これをいちいち計算せずに、自然と出来ちゃうんだろーね。

試合を見終わって、ツネさんメールしたのね。お疲れさま~、って。

そしたら、すぐに返信くれたよ。ホント律儀な人だ。

まだまだ準決勝。疲労もだいぶ出てきてると思うけど、この雰囲気ならやってくれる!

今までの中で一番心に残った試合だった。

久々に、「サッカーが好きで本当に良かった」と、心から思った試合だったよ。

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