印半纏

太秦江戸酒場で活弁上映した「喧嘩安兵衛」は昭和3年に東映太秦映画村の前身である阪東妻三郎プロダクション太秦撮影所で撮影された作品で、今回みなさんが歩いたあの地面を蹴って中山安兵衛が助太刀に向かったのです。

昭和初期まで撮影所のスタッフは印半纏を着用して作業をしていました。
今でいう”単なる作業着”なので大切にとっておくということは無く滅多に残っていないそうです。

しかし何故だかウチにはその印半纏が二着あったので太秦江戸酒場へ持って行きました。

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左側が「阪東妻三郎プロダクション半纏」、そして右側が「阪妻関東撮影所半纏」。

左の半纏は
「つ」
「ま」
三本格子模様「さぶ」
「ろ」

右の半纏は
「妻」
三本線「さぶ」
呂で「ろ」

となんとも洒落のきいたデザイン。

「阪妻プロ」は日本初の個人プロダクションなので、襟に個人名が書かれている半纏はおそらくこれが初めてなのではないでしょうか。
この「阪妻プロ」の半纏を着て「喧嘩安兵衛」をこの映画村で撮影していたと思うと改めて太秦江戸酒場のチカラって凄いですね。

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今回参加させて頂くことが出来たのは、いつもお世話になっているpmfの佐々木さんが昨年の太秦江戸酒場に誘って頂いたことからはじまりました。
そしてプロデューサーの各務さんをご紹介いただき(わ!一緒に写っている写真が無い!!)、「活弁上映をしたい!」という我儘を受け入れてくださって実現に至りました。
佐々木さん、各務さん、本当に有難うございました!

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先日ある方から
「家族で時代劇を見ながら食事をすることによって、おじいちゃんから孫まで楽しく会話ができ素敵な時間を過ごせる」
と聞きました。

テレビがインターネットに負けていると言われていますが、テレビはインターネットに負けないように頑張る必要が無く、インターネットもテレビを相手にする必要は無いと思っています。
インターネットの魅力、そしてテレビにしかできない魅力、それぞれが己を知ることが大切。そして時には手を繋いで動く。

映画の歴史は100年とまだまだ短いですが、時代劇は日本を代表する大切な文化、そしてチャンバラはひとつの芸術です。

今回ご一緒させていただいた皆さんの表現や思いを見て聞いて学び、これからも発信して参ります。