いや~、梅雨に入ったねえ。蒸してるよ~。あぁ、だりぃ。
スーツのズボンが雨で濡れて足にまとわりつく。キモい。
僕は梅雨がキライ。6月が誕生日なんだけど(こっそりアピール)キライ。
けれど、コンクリートだらけで風景も人もドライになってしまう東京のオフィス街は、
雨で少し潤った方が良いなぁ、なんて思ったりもする。
雨景色を見てると、なんとなく物悲しくなる僕。
色々考えたりもする。
僕は今更ながら、村上春樹の「ノルウェイの森」を読んでます。
ってのも、うちの会社で村上春樹に関するDVDパッケージをつくっていて、それに乗せられて。結構好きかも。
まだ上巻読み終わったところだけど、
「男性と女性の2人の間の愛の喪失感」
っつーのかな。良く分からんけど。
前に友達が
『「愛してる」って意味が分からないよね。だって「愛をしてる」ってことだよ?
だから僕が言わないよ。「大好き」って言う。』
って言ってた。うーん。確かに。
けれど僕はこの意味が曖昧な「愛してる」が好き。
僕だったら「愛してる」って言うと思う。
説明は難しいんだけどさぁ。
「大好き」ってのは、意味が分かる。分かりすぎちゃってる感があるのよ。
これ以上でもこれ以下でもない、みたいな。「好き」って言葉は普通にも使われている言葉だし。
恋愛ってそれぞれの物語があって、人生の一部であって、色々な偶然がまとまったモノだと思う。だからこそ恋人に対する思い方はそれぞれあって自分にしか分からない。いや、自分でも分からないかもしれない。
「私のことどれくらい好き?」
って聞かれて完璧に答えられるだろうか?僕には無理。
とても、とっても好きなんだけど、それが上手く言葉で伝えられない。
「愛してる」それが最終的に行きつく言葉のような気がする。
漠然とした言葉だからこそ、人それぞれが言葉で表すことのできない感情を込め、一番大切な人に捧げるのに適しているのだと思う。
だから人それぞれ「愛してる」の中身は違う。
今までの恋人に言われた「愛してる」の中身も全部違う。
まぁ、そんな風に考えて「愛してる」って言っている人はいないと思うけど(笑)
僕って偏屈かなぁ。。。
けど、大切に人に対してはいつも僕の全てを伝え、まっすぐでありたいと思う。
カラダの中から溢れそうになる感情は言葉を超えて、僕を笑わせ、時には怒らせ、涙もろくもさせる。それを「アイシテル」ていうプレゼント箱に詰め込んで大切な人に捧げたい。